お客様のホームページを分析することになったので、タグマネージャーを設定する方法をまとめます
実施日:2025/08/06
※今後、アップデートなどにより設定方法は変更があるかも
目次
GTMとGA4の紐付け
Googleタグマネージャー(GTM)アカウント作成
- Google Tag Manager にアクセス

- アカウント名:お客様名(会社名やサイト名)※後から変更可能
- 国:日本
コンテナを作成
- コンテナ名:サイト名※後から変更可能
- ターゲットプラットフォーム:「ウェブサイト」
利用規約に同意 → 作成完了
3. サイトにGTMコードを設置
GTMコードは2つあります:
<head>
タグ直下に貼るスクリプト<body>
直後に貼る<noscript>
コード

WordPress(テーマSWELLを使用)の場合
外観>カスタマイズ>高度な設定からそれぞれに入力できる欄があるので、コピペする。

入力したら、GTMのインストール欄で、URLをいれて、ウェブサイトをテストする。

4. Googleアナリティクス(GA4)との連携
- GA4プロパティから測定ID(
G-XXXXXXXXXX
)を取得 - GA4の測定IDはよく使うので変数に定義しておく。
- GTM → 「変数」 → 「新規」
- 変数タイプ:定数(Constant)
- 変数名:
GA4 Measurement ID
(分かりやすい名前) - 値:
G-XXXXXXXXXX
(GA4の測定ID)
- GTMで新しいタグを作成
- タグタイプ:Google アナリティクス→Google アナリティクス ストリームに関連付けられている Google タグを読み込む
- GA4の測定IDを入力
- トリガー:
All Pages
- プレビューで動作確認 → 問題なければ公開

すでにHPの方にGA4の測定IDが設定されている場合は 二重計測にならないように消しておく。
お客様に権限移譲するには
- 設定が完了したら、お客様のGoogleアカウントを管理者に追加
- 手順(例:GTM)
- GTM → 管理 → 「アカウント設定」 → 「ユーザー管理」
- お客様のメールアドレスを追加
- 権限:
管理者
(Publish権限を含む)を付与
必要に応じて、契約終了後に自分の権限を削除すれば、お客様に完全移譲できます。
ログインユーザー(管理者)を計測から除外する
管理者やログインユーザーのアクセスを計測したくない場合があります。
その場合は、多くのWordPressのテーマで、ログイン時に設定されるlogged-in
クラスを活用します。
ログイン(logged-in)を判別できるクラスを確認
SWELL の場合は、以下のようなタグが表示されている。
<div id="body_wrap" class="home ... logged-in admin-bar ...">
ユーザー定義変数を作成
- GTM → 「変数」 → ユーザー定義変数「新規」
- 変数タイプ:DOM要素
- 設定
- 選択方法:CSS セレクタ
- セレクタ:
#body_wrap
- 属性名:
class
これで、logged-in
を含む全クラス名が取得できます。


除外トリガーを作成
- GTM → 「トリガー」 → 「新規」
- トリガータイプ:ページビュー
- 条件:
Body Wrap Class → 含む → logged-in


タグに除外トリガーを設定
- 除外したい GA4設定タグやイベントタグを開く
- 「発火トリガー」→「除外トリガーを追加」
- 先ほど作った
Logged-in
を選択

プレビューで確認→公開
- ログイン時:タグが発火しない→GA4のリアルタイムにカウントされない
- ログアウト時:タグが発火する→GA4のリアルタイムにカウントされる
これで、ログインユーザーのアクセスは計測から除外されます。
ここまでできたら、google タグマネージャーのワークスペースを公開します。
続き
クリック数とスクロール率を計測するタグを設置する。